2014 萩往還250km回顧録:応援&打上編
5月4日、いつも通りの時間に起床し軽い朝食(昨日のおにぎりとみそ汁)を済ませ、7時過ぎの東萩駅行きのバスに乗り”しばさん”の応援へ。駅に到着後すぐにレンタサイクルを借り目指すは虎ヶ崎! 国道191号線の海岸沿いでたくさんのランナー(Bゼッケンを含む)とすれ違い、ほとんどの方に『頑張って下さい!』と声をかける。途中知り合いのランナーと会い、しばさんが虎ヶ崎へ向かっていると聞き自転車のギアを一つあげる(笑)明神池をすぎ、激坂を上りきり(押してですが:苦笑)下ってると左手に日本海が見えてくる。そこで岡山県のBゼッケンをつけたランナーが写真のような風景を撮ってまして、『一枚お撮りしましょうか?』と尋ねると「お願いします。」とのこと。そして次の言葉が、『おたく知ってますよ、ブログをみたとこがありますから』との返事が!!!こんなこと初めてでして、改めてブログをやっててよかったかと(笑)もしこれを読んでわたしです!って方、よければコメントください!!
そして虎ヶ崎の「椿の館」へ到着!辺りを見回すとこのようにしばさんがベンチに腰掛けてました。ちょっと??辛そうな表情です!って言っても、すでに200kmオーバーですからね(正式には206.9km)。
午前9時、リスタートする前にツーショット。多分相当辛いでしょうが、笑顔で萩市内へ向かって行きました。『頑張れ!しばさん!!』
しばさんを送り出し、最大のお楽しみ虎ヶ崎のカレーライスをチョイ大盛りで頂く。一年に一回いただくカレーですがやっぱり美味い!!最高の朝カレーでした(笑)
明神池のイカ焼きとイカの一夜干し(テイクアウト)を買って、再びしばさんを追いかける。さすがに前日宗頭で日本酒を飲んだのでビールを飲もうっていう気になれません。打ち上げもありますし(笑)海岸線を走ってるとすぐにしばさんに追いつきました。ちょっと先にコンビニがあるので、何かいるものを聞いてセブンイレブンでちょっと待ってました。そこで大阪から応援に来ていたKURIHARAさんと知り合い、早速Facebookでお友達に。コンビニでしばさんに座薬の痛み止めを渡して自転車を返しに東萩駅へ。
自転車を返し終え、歩いて東光寺→陶芸の村公園と行かねばなりません。松陰神社辺りをウロウロしてたら、先程知り合ったKURIHARAさんの車が!「どこまで行かれますか?」「陶芸の村公園までです。」と言うと、車に乗っけてくれましてかなり助かりました。(東光寺→陶芸の村公園間はかなりの坂です:笑)そして公園に着き、逆走して早歩きしてたらしばさんがダダ歩きでやってきました!(多分KURIHARAさんに乗っけてもらってなければしばさんを見ることができなかったかと……:汗)
チェックシートに最後のパンチを済ませ(当然漏れはありませんでした!)、時間内に瑠璃光寺までたどり着けば”完踏確定”です!
ここで一番驚いたのは、しばさん曰く時間もないので休憩せずに行きます!と言ったことでした。まだ心は折れてないんやな!!って思うとまた目頭が熱くなってきました。「必ず帰って来て下さい!!瑠璃光寺で待ってます」と伝えるとこのようなポーズでリスタートして行きました。がんばれ!しばさん。
陶芸の村公園から収容バスに乗りました。一番最初の停留所村田蒲鉾店の前で、歩け歩けに参加してる奥出雲で知り合った森保が大声で『上野さ〜ん』と!ビックリしました(笑)帰りの収容バスは明木でイベントが開催されれてかなりの渋滞。左側を見ますとたくさんのランナーが窓から見えてきます。自転車の運転も疲れてちょっと睡眠(笑)
瑠璃光寺到着後、嫁と娘に会いリタイアの報告をして(笑)すぐに上天花方面へ向かう。ABC入り交じってたくさんゴールされてる方に「お帰りなさい」のエールを送りながらひたすら前へ。道中リタイヤされた鯛焼きランナーの大本さん親子や奥出雲で知り合った140kmトリオのメンバー(2人完踏)、SFRCの鈴木さんなどとすれ違いました。しかし、しばさんとは………。
錦鶏湖についたころ、しばさんから電話があり一升谷の頂上付近でリタイアを決意したらしい…..のこり19km(涙)それでも231km完踏である!凄いではないか!!
瑠璃光寺にたどり着き、今回宗頭で知り合い、一番お世話になった萩往還猛者の田中さん。気持ちよく撮影に応じてくれました。来年の再会を約束!!
そしてしばさん瑠璃光寺前で会い、労いの言葉をかける。そしてお互い完踏のメダルはなかったですが、ウチの娘から手作りの金メダルが渡された(涙)そして70kmに参加してた高知MMCのまちゅみちゃんとも合流し湯田温泉へ。
久々の暖かいシャワーを浴びて、打ち上げ会場の「磯くら」へ。ウチの娘はしばさんのお話が大好きで、この日もかなり盛り上がる!!(笑)
最後は三人で記念撮影!来年の再会を誓いあう。今回はランナー以上にボランティアとして接する機会が多く、とてもいい勉強になりました。ランナーとして怪我することはよくないことですが、怪我をしなければこういった貴重な経験も出来ません!(怪我をしてすぐに帰られる方もおられますが)超ウルトラを通じて、これからも市民ランナーのプロになれるよう日々精進しようと思っております。来年こそは250km完踏!!しかし思った以上に今回の故障は長引きそうですw(笑)
虎ヶ先はカレーはしっかり食べましたが、かなり辛い状態でした。時間の無い恐怖と動かない足、どうすることもできず、思いつく薬を飲み体が戻ってくれることをただ祈りました。
今思うと、あの恐ろしく大量にあるCPをよく全てクリアしたものだ・・・
と自分でも思います。ムービーもそうでしたが、このブログ読んでも泣けてきます。
レース後の宴がなければどれほど辛い夜になっていたか?と思います。
悔しさを聞いてくれる人もなく、珍道中を笑ってくれる人もなく・・・
仲間のありがたさ、仲間と共に育つということを改めて教わりました。
ほんとうに、ありがとうございました。